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2014年1月 5日 (日)

RaspberryPi (Debian) にSAMBA4(v4.1.3)をインストールする(ActiveDirectoryのDCを構築する)


以前samba4をインストールした記事をこちらに書いたのですが、あれから1年程
経ちました。そして、改めて自分の環境でやり直してみたら微妙に差異があったので、再度
手順を直してみました。

今回の環境は現時点で最新のRaspbian(2013-12-20-wheezy-raspbian.zip)とsamba4(v4.1.3)での
インストールメモです。

Samba v4.1.7をインストールする場合はこちらも必ず対応をお願いします。

Samba4.1.16 をRaspberryPi2にインストールした記事はこちらです

新しい記事はこちらです!RaspberryPiをDebianインストールからファイルサーバ兼Subversionサーバーにする(2017年版 その2)


環境の確認
  Raspbian
    2013-12-20-wheezy-raspbian.zip


  Samba4
    v4.1.3


今回の内容もx86のDebianでも同じ作業になると思います。



・インストール方針

packageがあれば有難いのですが…残念な事にRaspberryPi用のSAMBA4のPackageはありませんでした。
仕方がないので、ビルドしてインストールする事になります。まぁ、Linuxらしいと言えばLinuxらしいでしょう。

基本的には以下のリンク先に従って作業をします。

Samba AD DC HOWTO



・Debianのアップデート

まず、RaspberryPiを最新にします。お馴染みの以下のコマンドを実行します。
x86だとあっという間に終わるこの処理もRaspberryPiだとのんびりです。





・ビルドに必要なライブラリのインストール

以下のライブラリを導入しました。




・SAMBA4ソースの取得

ここからSAMBA4のソースを取得しました。
バージョンは取得時点で適宜変えてください。




・SAMBA4ソースの展開

取得したソースを展開します。




・SAMBA4のビルド

configure と makeをします。Samba AD DC HOWTOに従ったオプションを使用しています。



makeにはやっぱり4時間半程掛かりました。事前にx86のVMでやった時は10分ちょっとだったので
(RaspberryPi視点で見ると悪い意味で)圧倒的な性能差です。本気で開発に使うならばクロスコンパイル環境が欲しくなりますね。

topコマンドで眺めていた限りでは、CPUが100%に張り付くシーンも多々あったのでOCすると
それなりの効果はあるのではないかと思います。(私の環境では今のところ不安定過ぎて出来ていません)



・SAMBA4のインストール

以下のコマンドを実行するだけです。


これまた時間がかかるので、のんびりと待ちます。
一時間程かかってやっと終わりました。



・SAMBA4のセットアップ

SAMBA4の準備(Provisioning)をします。ドメインを構築する際に使われる、
ユーザーデータベースの初期設定を行います。今回はPDCを構築してみます。
単独のDCを立ち上げる場合はドメイン名以外はデフォルト値で良いでしょう。

以下のコマンドを実行すると、セットアップが始まります。
こんな処理一つとってもCPUの使用率が99%に張り付いてしまうのはもうご愛嬌。


質問箇所は"★"がある、4か所ですが実際に入力するのは先頭の"Realm"だけで
後はデフォルト値で大丈夫です。



実行後に以下の様なエラーが出た場合はパスワードが簡単すぎて怒られています。
大文字・小文字・数字を織り混ぜたパスワードを指定して下さい。




・resolv.confの設定

resolv.confの設定を行います。名前解決に自身のDNSを使用するように変更します。
外部のDNSも指定しておかないと、外が見えなくなってしまいます。




・interfacesの設定

続いてIPアドレスの設定を変更します。
ここで重要なのはIPアドレスを静的にする事とnetworkを設定する事です。
私は以下の様に設定しました。






・SAMBA4をテスト起動する

以下のコマンドを実行します


topを実行して眺めていましたが、10~20秒ぐらいは派手にCPUを消費していますが
すぐに収まると思います。

ついでにバージョンも確認します。以下のコマンドを実行するとバージョンが表示されます。
ちゃんとSAMBA4が起動している事が確認されました。




・SAMBA4がActiveDirectoryのドメインコントローラーとして動作している事の確認

以下のコマンドを実行します。大体以下と同じような内容が返ってくれば大丈夫でしょう。





認証の確認をします


以下の様なエラーメッセージーがでる場合は/etc/network/interfacesが
悪さをしているかもしれません。(多分 network の設定で解決されます)





・SAMBA4の起動スクリプトを用意する

この状態でSAMBA4は起動するはずですが、このままではRaspberryPiの起動時に自動的にSAMBA4が
立ち上がりません。起動用のスクリプトを用意します。用意すると言ってもDebian用のInitScriptが
配布されています
のでダウンロードして配置するだけです。


InitScriptのダウンロード




続いてインストールPathの変更をします。



インストールしている場所を確認して、必要に応じて実行して下さい。

chmodしてからスタートアップ時に起動する様に設定します。



ここまでで前回は動作したのですが…起動用スクリプトがちゃんと動きません。
私は以下の2箇所を書き換えてしまいました。

一つ目
  修正前
  SERVER_ROLE=`samba-tool testparm --parameter-name="server role" 2>/dev/null | tail -1`
  
  修正後
  SERVER_ROLE=`/usr/local/samba/bin/samba-tool testparm --parameter-name="server role" 2>/dev/null | tail -1`

二つ目
  修正前
  start-stop-daemon --stop --quiet --pidfile $SAMBAPID
  
  修正後
  start-stop-daemon --stop --quiet --name samba $SAMBAPID

これで、期待通りsamba4が起動すると思います。



これでセットアップは完了です。ここで一度再起動してみます。
起動後にSAMBA4も自動的に立ち上がっているはずです。


・SAMBA4 DNSの動作確認

もう少し確認作業を行います。次はDNSです。

以下のコマンドを実行します。


以下の様な答えが返ってくればokだと思います。



・Kerberosの設定

まず、krb5.confファイルをコピーします。


続いて以下の様に修正します。この際に、ドメイン名を大文字で記述して下さい。


以下のコマンドを実行して下さい。パスワードはADを構築した際のものを入力して下さい。


以下の様になる筈です。passwordの有効期限等が表示されます。


これで、ADの構築は完了です! 続いてWindowsクライアントをドメインに参加させて見ます。
この時点で一応バックアップをとっておこう。。。(関連:RaspberryPiのバックアップを取得する)






やっとRaspberryPiと相性の良いSDカードに巡り合えた気がします。イオンの特売品だった
Trancend Class4が良い感じです。RaspberryPiはClass4の方が相性が良いらしいですね。











そしてNexus7が安い…。Ubuntuがインストールできるんですよね。これ。。。

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RaspberryPi」カテゴリの記事

コメント

Samba 4.1.4でも大丈夫でした。

You really helped me comprehend this topic with your informative post, thanks for all the hard work.

Samba 4.1.5へのupgrade(上書きmake install)もokです。

Samba 4.1.6へのupgrade(上書きmake install)もokでした。

Samba 4.1.7へのupgrade(上書きmake install)は失敗しました。
IPV6関連のエラーが出て起動できません。
何が原因だろう…。

Samba4.1.7もインストールできました。 この記事の先頭に追記しましたが、IPv6を有効にすればokです!

Samba 4.1.7へアップグレードしたら、動作しなくてかなり焦りました。
4.1.3~4.1.6までまったく問題なくアップグレードできていたので、原因を調べていてこのサイトに辿り着きました。
当方も、IPv6を有効にすることで、Samba 4.1.7が動作する様になりました。
ありがとうございました。

コメントありがとうございます。お役に立てた様で何よりです。
この様なレスポンスが頂けると非常に嬉しいです。

Samba 4.1.8でも大丈夫でした。

Samba 4.1.9でも大丈夫でした!

Samba 4.1.11でも大丈夫でした!
4.1.10は…気がついたらバージョンアップされてました。。。

Samba 4.1.12でも大丈夫でした!

Samba 4.1.13でも大丈夫でした!

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