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2017年2月19日 (日)

RaspberryPiをDebianインストールからファイルサーバ兼Subversionサーバーにする(2017年版 その2)

さて、前回に引き続きRaspberryPiを活用するために、設定していきます。
今回はファイルサーバーにする為にSamaba4をインストールしていきます。
全作業で6時間以上必要になりますので、頑張って作業してください。
但し、6時間の作業のうち5時間以上はRaspberryPiが頑張ってmakeする時間
ですので、人間がやる事が多い訳ではありません!





さて、以前のインストールから4年の歳月が過ぎ…RaspberryPiでももう
Samaba4がパッケージ化されているはず…と、勝手に思っていたのですが、
探してみたらまだJessie公式にはありませんでした。

と、言う訳で今回も半ば趣味的にビルドして導入してしまう事とします。

今回の作業予定

  ・第一回
  1. Raspbian Jessie Liteのインストール
  2. Raspbianの初期設定
  3. Raspbian本体をHDD起動にする
  4. Raspbianのファームウェアの更新及びパッチ適用

  ・第二回(この記事です)

  5. Samba4のインストール

  ・第三回(作成中)

  6. Subversionのインストール



5. Samba4のインストール

・環境の確認

環境の確認
前回と比べると、大分バージョンが上がっています。



今回の内容もx86のDebianでも同じ作業になると思います。

・インストール方針

packageがあれば有難いのですが…残念な事に相変わらずRaspberryPi用のSAMBA4の
Packageはありませんでした。仕方がないので、ビルドしてインストールする事になります。
まぁ、Linuxらしいと言えばLinuxらしいでしょう。

基本的には以下のリンク先に従って作業をします。
Setting up Samba as an Active Directory Domain Controller


・ビルドに必要なライブラリのインストール

以下のライブラリを導入しました。




さらに以下も必要です。



・SAMBA4ソースの取得&展開

ここからSAMBA4のソースを取得しました。
バージョンは取得時点で適宜変えてください。




こんな感じで取得されます。




・SAMBA4のビルド

configure と makeをします。オプションは特に無くても良いと思います。



さて、configureはオーバークロックの甲斐もあって20分で完了、そして気になるmakeは…
4時間36分で終了しました。 これでも、オーバークロック前より20分程短縮されました!


・SAMBA4のインストール

以下のコマンドを実行するだけです。



make install も50分で終了。やっぱり時間がかかります。


・SAMBA4のセットアップ

SAMBA4の準備(Provisioning)をします。ドメインを構築する際に使われる、
ユーザーデータベースの初期設定を行います。今回もPDCを構築します。
単独のDCを立ち上げる場合はドメイン名以外はデフォルト値で良いでしょう。

以下のコマンドを実行すると、セットアップが始まります。



以前使った --use-ntvfs オプションは廃止になった模様みたいです。
参考 : https://wiki.samba.org/index.php/Setting_up_Samba_as_an_Active_Directory_Domain_Controller#Provisioning_a_Samba_Active_Directory


質問箇所は以下の"★"がある、4か所ですが実際に入力するのは先頭の"Realm"だけで
後はデフォルト値で大丈夫です。



実行後に以下の様なエラーが出た場合はパスワードが簡単すぎて怒られています。
大文字・小文字・数字を織り混ぜたパスワードを指定して下さい。
エラーが出た場合は再度やり直せば問題なく動作します。




相変わらずRaspberryPiではこの処理中も"Setting up sam.ldb schema"あたりで数分を要します。
気長に待ちましょう。


・ネットワークの設定

ネットワーク周りの設定は以前とは多少異なっています。resolv.confgは直接編集せずに、
/etc/dhcpcd.confを設定して設定する事になります。IPアドレスはサーバーですので固定IPがお勧めです。

前回、/etc/dhcpcd.confを以下の様に編集しました。


今回はさらに以下の様に設定を変更します。この設定によって自動的に
resolv.confの設定がされます。また、名前解決に自身のDNSを先に使用するように変更します。
同時に外部のDNSも指定しておかないと、外が見えなくなってしまいますので二つ設定して下さい。



・SAMBA4をテスト起動する

以下のコマンドを実行します


topを実行して確認すると、10秒ぐらいは派手にCPUを消費していますがすぐに収まると思います。

ついでにバージョンも確認します。以下のコマンドを実行するとバージョンが表示されます。
ちゃんとSAMBA4が起動している事が確認されました。


・SAMBA4がActiveDirectoryのドメインコントローラーとして動作している事の確認

以下のコマンドを実行します。大体以下と同じような内容が返ってくれば大丈夫でしょう。





認証の確認をします



これで、正しくSAMBA4が動作している事が確認できました。



・SAMBA4の起動スクリプトを用意する

この状態でSAMBA4は起動するはずですが、このままではRaspberryPiの起動時に自動的にSAMBA4が
立ち上がりません。起動用のスクリプトを用意します。用意すると言ってもDebian用のInitScriptが
配布されています
のでダウンロードして配置するだけです。


InitScriptのダウンロード



と、言いたかったのですが、自分の環境ではうまく動作しませんでした。(そもそも最初はwgetできなかった)
その様な訳で以前使ったスクリプトをそのまま使う事にします。

/etc/init.d/samba-ad-dc として以下のファイルを作成します。




chmodしてからスタートアップ時に起動する様に設定します。


これで、期待通りsamba4が起動すると思います。


・SAMBA4 DNSの動作確認

もう少し確認作業を行います。次はDNSです。

以下のコマンドを実行します。


以下の様な答えが返ってくればokだと思います。



・Kerberosの設定


まず、krb5.confファイルをコピーします。



続いて以下の様に修正します。この際に、ドメイン名を大文字で記述して下さい。


以下のコマンドを実行して下さい。パスワードはADを構築した際のものを入力して下さい。


以下の様になる筈です。passwordの有効期限等が表示されます。


お疲れ様でした。これでsamba4のインストールは完了です。後はファイルの共有をしたり
Windowsをドメイン参加させたりする事ができます。それぞれの方法は以下のページを
参考にして下さい。2017年になってもRaspberryPi TypeBはまだまだ健在ですよ!



RaspberryPi SAMBA4のActiveDirectoryに参加する(Windows7編)
RaspberryPi SAMBA4のActiveDirectoryに参加する(WindowsXP編)
RaspberryPi Samba4でファイルを共有する







しかし、RaspberryPiは2や3は出た物の相変わらず初代もちゃんとサポートされていて
非常に嬉しいです。RaspberryPi2が我が家で休眠状態だから何かに使わなければ…
また、RaspberryPiにはヒートシンクも是非つけてあげましょう!











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